お知らせ

当ブログは今日の風王日記2ndへお引っ越し致しました。
内容は変わっていませんし、こちらも削除せず置いておきますので、変わらずご訪問くださると幸いです。

2014年12月07日

「蜩ノ記」見ました(ネタバレ)

とっくに公開された映画ですが、ようやく地元で上映会がありまして、見て参りました。


7年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司さん)は、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた檀野庄三郎(岡田准一さん)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知るが……。



ささいなことで城内で刃傷沙汰を起こした庄三郎が、切腹をしない代わりに秋谷の監視を命じられます。
3年後に切腹することになっているはずの秋谷の生活は穏やか。
畑に立って鍬を振るう姿に反発していた庄三郎でしたが、黙々と家譜作りに励み、貧しい暮らしを強いられる村人の支えとなっている秋谷の姿に、また厳しい年貢にあえぐ村人の姿に、彼の心にも変化が現れます。
武士が鍬などと言っていた庄三郎が、やがて秋谷と一緒に畑に立つようなり、秋谷の息子の郁太郎や娘の薫(堀北真希さん)と心を通わせ、そうしているうちに、秋谷の「罪」が理不尽にかぶせられたものと知り、秋谷を守りたいと思うようになります。
切腹を回避させた家老に刃向うことになると知りながら。

最初の城内の刃傷沙汰で、まさかの格闘シーン。
岡田君がその刃傷沙汰の相手の信吾(青木崇高さん)を投げ飛ばすシーン、相変わらず動作が早い…見えねえ。
そこから秋谷らが住む僻村へ。
上目遣いに探るように秋谷を見、逃げるようなら妻子ともども斬り捨てると告げますが、それを知らなかった郁太郎が聞いてしまい、家を出て行くのを追いかけていきます。
冷たさに徹することが出来ない庄三郎。
剣の腕は立つのに、世間を知らない庄三郎。
上目遣いだったのが正面を向くようになります。

秋谷の過去の罪についてもよく知っている禅寺・長久寺に庄三郎と薫が訪ねるシーンがあります。
寺へは階段を上がって行くのですが、その前に秋谷と庄三郎と郁太郎が上がって行くシーンがあり、その時階段の1段が随分高いなあと思っていたら、薫もその階段で戸惑います。
着物ですからねえ。
すると庄三郎は周りをさっと見て、薫に手を差し伸べます。
薫は庄三郎よりも周りの目を気にして、おずおずとその手に手を添え、階段を上がっていきます。
ここがね、役者の顔や手をアップにすることなく、ずっと後ろから引きで撮ってます。
それが何だか奥ゆかしくて良かったです。
ただこのシーンの直前が、庄三郎と郁太郎のシーンで薫が庄三郎と行ってしまって、郁太郎は置いてけぼり?
突然庄三郎がいなくなって、その後どうしたんだろう、郁太郎は?(^_^;)

薫に秋谷を守ると言う庄三郎。
秋谷の妻の織江(原田美枝子さん)も郁太郎もそして薫も。
薫は戸惑うように後ずさりますが、次の食事には庄三郎のお膳にだけ卵がつきます。
今朝は鶏が卵を1個しか産まなかったと文句を言う郁太郎。
それを諌める両親(理由をわかっている)。
恥ずかしげに卵を取る庄三郎。
ほのぼの〜。

村人が起こした事件により、郁太郎の友人の源吉が奉行に連れて行かれ、拷問にかけられて死亡。
義憤に駆られた郁太郎は家老の元へ直訴に。
庄三郎も付いて行くことに。
ここで庄三郎の剣が冴え、庄三郎の手ほどきを受けた郁太郎も家老に一矢報います。
と言っても体を傷つける訳ではなく、ただ理不尽に死んでいった源吉の思いを家老にぶつけただけですが。
ここでも岡田君の剣が見えません(^_^;)。
早えよ。
居合だからと思うけどね。
2人が家老の屋敷に捕らわれたと知り、秋谷が禁を破って城下へ。
家老の元に乗り込み、家老が欲しがっていた現城主の母親の由緒書き(これが秋谷の切腹に関わる)を渡します。
ここまで淡々とした表情で、怒ったり笑ったり、大きな感情表現をしなかった秋谷が、(これから切腹する身で)自分は死人だからと断って家老を殴る(笑)。
ちょっとスカッとする場面です(笑)。
源吉の痛みはこんなものではないと。

秋谷の切腹は覆りません。
それはお家の存続の為には必要なことであり、前城主との約束でもあるから。
罪なくして死にゆく秋谷。
1日1日を静謐に生きていく秋谷とその家族。
薫と庄三郎の婚儀が行われ、郁太郎の元服が粛々と済まされる。
夫の為に死に装束を縫う織江のシーンも、翌朝茶を入れ、秋谷に差し出すシーンも静か。
織江の手を取り、「我らはよき夫婦であったと思うが」と語りかけるシーンも、まるで何か仕事に出かけるように家を出て行く秋谷の後ろ姿も。
不意に後ろを振り返り、秋谷が家族に静かに微笑みかけるシーンは秀逸です。

原作では秋谷が編纂している家譜について(藩の歴史について)や、村で起こる出来事とかがもっと色々あって、庄三郎の心の変化も色々あるのですが、映画ではかなりすっきりしています。
本当は庄三郎の恋のライバルみたいなのも出て来るし、お家騒動も色々です。
どうするんだろうと思ったんですが、ライバルはいなくなりましたけど、お家騒動や村での騒動も含めて何とかまとまってたかなあと思います。
その分、庄三郎の心の変化は少し弱い気がしましたが。
大きな何かが起こるような物語ではないですが、すがすがしさが残る1本です。

田舎ですのね、見に来た方は高齢者が多い。
皆、役所さんが目当てかしら?
あの庄三郎やってるのが、今NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で官兵衛やってる人ですよ。
ついでにV6っていうアイドルグループで歌って踊ってる人ですよと教えたくなりましたが、どれくらいの人が気づくでしょうねえ?

ランキングに参加しています。気になるところへ飛んで下さい。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村その他日記ブログ
にほんブログ村 その他日記ブログ 愚痴・ぼやきへ
にほんブログ村愚痴・ぼやき
web拍手

携帯用web拍手を送る

posted by 風王 at 23:40| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(TV番組、ドラマ、映画、舞台等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック