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2016年07月31日

「海の底」読了

あ、ネタバレです。

160731
「塩の街」「空の中」に続く有川浩さん初期の三部作(といっても、それぞれは独立してて、繋がりがある訳ではありません)。
「空の中」は読むのに苦労したけど、「塩の街」とこの「海の底」はどんどん読み進める事が出来た。
特にこの「海の底」は、昨今の自衛隊を取り巻く環境(憲法改正とか)を考えると、とても興味深い。
出てくるのが「巨大化したエビ」だから、荒唐無稽に見えるけど、それに立ち向かうのは空想のスーパーマンでもウルトラマンでもない、普通の警察(及び機動隊、SATなど)と自衛隊。
自衛隊出動に色んな制約が付き纏い(しかも現場は米軍の横須賀基地なので、米軍との駆け引きもある)、とはいえ、持てる火器には限度がある警備隊は未曽有の犠牲が出る。
どうやって自衛隊を引っ張り出すか?
その辺りがリアルで、今、日本を取り巻く環境もそうそうのんきに構えてられない状況を思った時、海上保安庁と海自の間でも、こんなことが起こるのかしらと思ったり(そう考えると、小渕政権の時、領海侵犯した船に攻撃命令を出した小渕さんてすごいんだな)。
いや、この話は深い。
突然現れた「巨大化したエビ」(レガリスとのちに命名される)に追い詰められ、海自の2人と子供達13人は潜水艦に逃げ込むものの、周りは凶暴な(そしてまた学習能力が高い)レガリスに囲まれ、救出もままならず、不本意ながら6日間閉じ込められる。
この子供達は同じ町内に住んでいるのに、歪んだヒエラルキーが存在していて、日が経つにつれ、軋轢が生まれて、海自の2人は手を焼くという話も面白いけど、この海自の2人の設定は、図書館戦争の堂上と小牧のまんま。
小牧に当たる冬原は、小牧よりも比較的冷たい感じだけど。
ようやく自衛隊が前面に出ると、その武器を有効に使い(街で迫撃砲をぶっ放す)、最終的には潜水艦で魚雷発射して、レガリスを一掃。
だったら最初から自衛隊出せよ、っていうことなんですが、正体もわからなかったし、内閣内部でも色々あってというわけです。

まあ難しく考えると色々思ってしまいますが、本当にエンターテイメントとして面白い小説だと思います。
ああ今度は「クジラの彼」買わないと(笑)。
塩の街 (角川文庫) -
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ラベル:海の底 有川浩
posted by 風王 at 23:17| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(TV番組、ドラマ、映画、舞台等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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