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2017年05月18日

「無限の住人」感想(ネタバレ)

最初に言っていいですか?

そんな時に何を食っているのだ、田中泯さん

2017-05-18
見て参りました。
原作をまるで知らずに、久々に「ギラギラしたキムタク」(あえてキムタク表記にさせていただきます)を見たかったからなんですが、面白かったです!
結構グロい場面もありますが、三池監督としてはどうなんでしょう、色んな人に見て貰えるように、かなり抑えたんじゃないのかな?と思いました。
冒頭は白黒で、まだ木村君演じる万次がまだ普通の人間だった頃から始まります。
(後にわかることですが)騙されて同心6人を殺してしまい、その中に妹・町の夫もいて、町は気がふれ、万次自身は賞金がかかったお尋ね者になります。
この冒頭の白黒での殺陣シーンから引き込まれます。
往年の時代劇を思わせて、時代劇好きにはたまりません。木村君の横顔もきれいだし。
妹が万次の賞金を狙った司戸に殺され、守るべきものを失った万次は大勢の司戸の仲間を相手に大立ち回り。
必死に妹を守る為に罪を抱えながら生きてきた万次が全てを失い、多分死ぬ気で大勢の刺客と戦い、結果勝ってしまう(生き残ってしまう)。
そこへ現れた謎の老婆・八百比丘尼(山本陽子さん!)に体に血仙蟲を埋め込まれ、不死身の体にさせられます。
1度しか見てないので、セリフが定かではないのですが、瀕死の重傷を負い、殺してくれと懇願する万次に、確か「これだけ殺しておいて都合がいいね」と言うんですね。
この八百比丘尼の存在が謎で、何のためにそんなことをしたのかが描かれていないため、想像するしかないのですが、暇なのかなと(笑)。
これだけ殺しておいて云々と言ってはいますが、人の生き死にに関わってる訳でもなく、のちに凛に万次に用心棒になってもらえと助言はしますが、かと言って凛の手助けを直接する訳でもない。
他にも閑馬(市川海老蔵さん)というキャラクターが出ますが、彼も血仙蟲を埋め込まれているらしく、万次よりも長く生きています。
彼もまた罪を背負って生きていますが、そう考えると、尋常ならぬ数の人斬りを行った人間を無作為に選んで血仙蟲を埋め込んでいるのかしら?
凛と接触したのも、無残に殺された父親の復讐を誓った時だったし。
映画見てて、この八百比丘尼が気になってました(笑)。

ストーリーはごく単純で、原作ファンには物足りないとか不満が色々あったかも知れませんが、痛快時代劇として見ると、かなり面白いです。
万次も敵も荒唐無稽ですが、オフダギリジョーさんと仲間由紀恵さんが主演した「甲賀忍法帖」もかなりそんな感じなので(原作が山田風太郎氏の同名の小説で、連載されてた年が1958年(昭和33年)で、リアリティよりエンターテイメント重視なので、結構あり得ない設定です)、違和感もないし、漫画だから見られる設定とも思いますが、ニチアサの特撮を見てると思えば(え?)見づらいということもなかったです。
それよりむしろ、思った以上に時代劇よりに仕上げてる方が驚きでした。
冒頭の同心との戦い、賞金首狙いの刺客との戦い、凛の父親を殺した逸刀流の刺客達との戦い、そして最後の侍達300人との死闘。
これ、人数がケタ違いだけど、高田の馬場の決闘だなあとちょっと思ったり(木村君が以前ドラマに出たこともあるのでご存じの方も多いと思いますが)、冒頭の白黒シーンは黒澤明だし。
万次は実はそんなに格好良くない。
それは「死なない」からだと思います。
だから無様に斬られたり、手が落ちたり(ちょっと笑ってしまう場面もありました)、斬られてヨタヨタしたりします。
向かって来る敵をかわすのは「斬られまい」とするから。
でも万次は斬られてしまう。
自分は死なない(死ねない)と思ってるからですが、そこには「死なない」苦しさや、悲しみがあって、それが生きることへの虚無感を生み、簡単に言ってしまえば自棄になってる感じなのかなと。
それが亡くなった妹・町にそっくりな凛と出会い、生きようとする。
閑馬によって血仙蟲の力が弱まってしまうのですが、それがもどかしいと思ってしまう(それを見た八百比丘尼に皮肉を言われてしまいますが)。
手に汗握る場面が多々あり、グロい表現がなければ、任侠時代劇好きな父親に見せたいかなと思いました(さすがにグロいのは好きじゃないと思われます)。
蟲のシーンももっとソフトだったらね(そうなると映画の魅力が減るかも知れませんが)。

もう1つ書きたいことが。
海老蔵さん演じる閑馬。
万次を狙いながら、どこか虚無感が漂い、凛をさらいながら、殺意は感じることなく、自分もまた不死身なのだと語った時、彼も死にたいのだなと思いました。
5人の妻を娶りながら、次々見送ることになった閑馬。
たとえようもない孤独の中、万次との戦いに生を見出したのでしょうか。
でも余計な事も考えて、閑馬が死んであの世に行ったら、5人の妻が待ってる訳ですが、そこで争いはないのかな…なんてね。
何を考えているのだ(^_^;)。

どんな感じなんだろう?と思いながら見て来ましたが、木村君だからどうのなんて気にしないで(原作ファンはなかなか難しいかも知れませんが)楽しめる映画だと思います。
フィルター外して見て欲しいですね。
原作ファンらしい方のブログで感想読んだんですけどね、「〜だから許す」なんて表現がありましてね(冗談で書いたようでもなく、本気でそう思ってるらしい)、自分も原作ファンだからと言って感想を書く時、傲慢になったりしちゃうかもなあと思いました。
原作ファンは原作ファンでしかなく、偉くも何ともないんですよね。
私も、これ違う〜!と思った作品はありますが、感想を書く時は傲慢にならないようにしようと戒めました。

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posted by 風王 at 17:37| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(TV番組、ドラマ、映画、舞台等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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